「SEの仕事内容が知りたい」
「プログラマーとSEは何が違うの?」
「SEになりたいけど必要なスキルは何があるの?」
そんなお悩みにお答えしていきます。
IT業界でSEは需要が高い職種のひとつで、未経験でも挑戦できるため転職したいと思っている人も多いでしょう。
しかしSEになりたいけど、必要なスキルがあるのか悩んでいる方が多いのも事実です。
そこで、この記事では以下の内容を解説していきます。
- SE(システムエンジニア)とは?
- 年代別平均年収
- SE(システムエンジニア)に必要な6つのスキル
- 未経験からSE(システムエンジニア)になる2つの方法
- 向いている人の3つの特徴
SEの仕事内容がわからずお悩みの方だけでなく、これからSEへの転職を考えている方にも読んでもらいたい内容になっています。ぜひこの記事を参考にしてくださいね。
SE(システムエンジニア)とは?
SEとはシステムエンジニアのことで、システムやソフトウェアの設計・開発を行います。
SEは開発の「上流工程」といわれる、開発・設計の初期段階の下記の業務に携わります。
- 要求分析・要件定義
- 基本設計
- 詳細設計
- プログラミング
要件分析とは、クライアントや関係者から意見を聞き、課題解決や目標達成するために必要なことを分析することです。要件定義は、開発に必要な期間や費用を明確にし、クライアントの要求をどのように実現するか決定します。
基本設計では、システムの基本的な仕様や機能を決め、詳細設計では機能や仕様をシステムに実装するための設計をするのです。
また、働き方は主に次の2つがあります。
- 自社でシステム開発を行う
- クライアント企業に常駐してシステム開発を行う
自社でシステムの開発を行う場合と、システム開発会社に就職し、クライアント企業に常駐する場合があります。
こす。障害が発生したら早急な復旧が求められるので、SEは幅広い知識が必要です。
SE(システムエンジニア)とプログラマーの違い
SEとプログラマーには、下記のような違いがあります。
SE | システム開発に必要な、設計や仕様書作成など開発全体に携わる |
プログラマー | 設計書をもとに、プログラミング言語を使ってシステムやソフトウェアの開発を行う |
SEは、クライアントの求めるシステムやソフトウェアを開発するのが仕事です。設計や仕様書の作成など、システム開発全体の工程に携わります。
一方、プログラマーはプログラム言語を使って仕様書の内容を具体化するのが仕事です。プログラミングで、システムやソフトウェアの開発を行います。
SE(システムエンジニア)の年代別平均年収
ここでは、SEの年代別の平均年収を紹介します。
ぜひ、参考にしてください。
男性
男性SEの年代別の平均年収は下記のとおりです。
20代前半 | 約254万円 |
20代後半 | 約305万円 |
30代前半 | 約359万円 |
30代後半 | 約401万円 |
40代前半 | 約437万円 |
40代後半 | 約442万円 |
50代前半 | 約474万円 |
50代後半 | 約469万円 |
スキルや経験を積んでいき、30代前半から50代前半にかけて年収が上がっていく傾向があります。
女性
女性SEの年代別の平均年収は下記のとおりです。
20代前半 | 約252万円 |
20代後半 | 約293万円 |
30代前半 | 約328万円 |
30代後半 | 約352万円 |
40代前半 | 約396万円 |
40代後半 | 約362万円 |
50代前半 | 約401万円 |
50代後半 | 約392万円 |
女性の場合は、40代前半にかけて上がっていき50代前半が一番年収が高くなる傾向があります。
SE(システムエンジニア)に必要な6つのスキル
SEには必要なスキルがあります。そこでここでは、SEに必要なスキルを7つ紹介します。
- プログラミングスキル
- 論理的思考
- ヒアリング能力
- 提案力
- コミュニケーションスキル
- マネジメントスキル
ぜひ、参考にしてください。
プログラミングスキル
SEにはプログラミングスキルが必要です。なぜなら、プログラミングスキルがないと具体的なシステムをイメージするのが難しいからです。
さらに、プログラミング工程に携わることもあるため、プログラミングスキルが求められます。
SEとして活躍するためにも、プログラミングスキルは身につけておきましょう。
論理的思考力
SEには、物事を整理しながら考える論理的思考力が必要です。
論理的思考力は、プログラミングや課題解決のときに求められます。プログラミングをする際には、論理的に考えながらプログラムを組む必要があります。
また、システムの問題や課題解決のためには、道筋を立てて考えることが必須です。
さらに、クライアントに課題解決策を伝える際に論理的思考ができないと、根拠を示せずうまく伝わらないかもしれません。
プログラミングやクライアントとのコミュニケーションのためにも、論理的思考力は必要なスキルです。
ヒアリング能力
ヒアリング能力はSEに必要なスキルです。
SEはクライアントの要望や課題をヒアリングして、ニーズに合ったシステムを開発します。クライアントの要望や課題を正確に理解するためには、ヒアリング能力が必要です。
ヒアリングがうまくいかないと、開発したシステムがクライアントのニーズに合っておらず、仕様変更が必要になる可能性があります。
クライアントの要望を正確に把握するためにも、ヒアリング能力は重要です。
提案力
提案力もSEに必要なスキルです。なぜなら、クライアントが納得できるような理由を説明したり、代替案の提案が必要だからです。
SEはクライアントの要望に合わせたシステム開発をしますが、システムでは対応できないこともあります。その際には、クライアントが納得するような理由や代替案提案が必要です。
さらに提案力があれば、顧客から信頼も得やすくなるでしょう。
コミュニケーションスキル
SEにはコミュニケーションスキルが求められます。クライアントの要望をヒアリングし、開発メンバーと円滑に業務を進める必要があるため、コミュニケーションスキルは重要です。
相手との会話で相手が伝えたいことを理解し、自分の考えをしっかり伝えるのには、コミュニケーションスキルが必要不可欠です。
業務を進める上で、クライアントだけでなく、プロジェクトのメンバーともコミュニケーションをとる必要があります。
業務を円滑に進めるためにも、コミュニケーションスキルを磨くようにしましょう。
マネジメントスキル
マネジメントスキルもSEには必要なスキルです。
開発を円滑に進め、期日までに納品できるよう、プロジェクトを管理することが必要です。
たとえば、プロジェクト管理のためには下記のことが必要です。
- スケジュール管理
- 開発メンバーやクライアントとの調整
- 納期に間に合うために必要な事務処理能力
- コミュニケーション能力
どんなに準備をしていても、予期せぬトラブルや問題で開発に遅れが生じ、納期に間に合わなくなることがあります。その際には、クライアントと交渉や調整をして、プロジェクトを進める必要があります。
顧客との交渉やスケジュール調整をスムーズに行うためにも、マネジメントスキルは重要です。
未経験からSE(システムエンジニア)になる2つの方法
ここでは、SEになるための方法を2つ紹介します。
- プログラマーからキャリアアップする
- 独学で必要なスキルを学び転職する
それぞれ詳しくみてみましょう。
プログラマーからキャリアアップする
SEになるには、プログラマーからキャリアアップする方法があります。
プログラマーはSEが作成した仕様書や設計書をもとに業務を行うので、プログラミング知識があるとSEにキャリアアップしやすいでしょう。また、プログラミングはSEにも求められる論理的思考力も必要です。
知識やスキルを身につけながらSEを目指したい方は、まずはプログラマーから始めてみてください。
必要なスキルを学び転職する
必要なスキルを身につけてから転職する方法もあります。
SEに必要なスキルは、次の方法で身につけられます。
- 独学
- スクールに通う
独学は、書籍や動画サイトを利用してプログラミングやIT技術を学べる方法です。自分のペースで学習できますが、疑問点が解決しにくいので難易度が高いかもしれません。
一方、スクールは短期間で効率よく学べ、不明な点を質問できますが、費用が高額なことが多いです。
自分に合った方法でスキルを身につけたら、SEに転職しましょう。
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SE(システムエンジニア)に向いている人の3つの特徴
ここでは、SEに向いている人の特徴を3つ紹介します。
- 変化に対して臨機応変に対応できる
- 好奇心旺盛で向上心がある
- 忍耐力があり精神的にタフ
ぜひ、参考にしてください。
変化に対して臨機応変に対応できる
変化に対して臨機応変に対応できる人はSEに向いているといえます。IT技術は日々変化しているので、変化に対して柔軟に対応する必要があるからです。
たとえば、開発の際にシステムにトラブルが発生した場合は、迅速に対応する必要があり臨機応変に対応することが求められます。
変化に対して臨機応変に対応できる力がある人はSEに向いているでしょう。
好奇心旺盛で向上心がある
好奇心旺盛で向上心がある人は、SEに向いているでしょう。
IT技術は日々進化しているため、常に勉強し続ける必要があります。そのため、進化するIT技術に興味を持ち、自ら学習できる人がSEに向いています。
さらに、業務で必要な知識やスキルも身につける必要があるため、向上心がある人はSEとして活躍できるかもしれません。
忍耐力があり精神的にタフ
忍耐力があり、精神的にタフな人はSEに向いているでしょう。なぜなら、一般的にSEは業務量が多く、納期もありスケジュールもタイトなことが多いからです。
トラブルが起きれば業務量も増え、さらに激務になるかもしれません。そのため、SEはストレスに負けずに業務を行う忍耐力や精神力が必要です。
忙しい中でも適度に息抜きをしたりストレス発散できる人はSEに向いているといえます。
ぜひこの記事を参考に、SEへの転職を成功させましょう。
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